いっくんの母 山崎絵美さん
「ハイハイができるようになった、はい、いいえ…もう全然『はい』に丸がつけられなかった。
なんか、母子手帳はできないことを証明する手帳みたいな、なんかそんな気がしたんですよ。すごく見るのが辛かったですね」

超低出生体重児だったいっくんの成長は、母子手帳に書いてある成長の目安やグラフのどこにも当てはまりませんでした。
絵美さんは知らず知らずのうちに傷ついていたといいます。

いっくんの母 山崎絵美さん
「障がい児本人や医療的ケア児本人に寄り添う商品ってすごいたくさんあると思うんですよ。いろんな福祉用品があったりとか、服だったりとか。でも、その家族に寄り添う商品って、探してみても本当になくてっ。」
そこで、絵美さんは立ち上がります。