女性の事業承継を考えるセミナーが18日、新潟市で開かれこの中で、女性が企業のトップになることへの抵抗感がいまだ残っているなど現状や課題が出されました。
このセミナーは女性の事業承継をとりまく現状や課題を考えようと、県内では初めて新潟市で開かれました。

この中で、法政大学 経営大学院の高田朝子 教授が講演し、女性の社会進出は進んでいるものの、いまだ後継者として男性が選ばれやすいことや、女性が企業のトップになることへの抵抗感が日本社会で根強く残っていることなどを指摘しました。

【法政大学 経営大学院 高田朝子 教授】
「男性と女性の能力差はありません。経営がどちらに向いているかという話になると、これは個人差以外ない」

セミナーには女性経営者や金融機関で働く人などオンラインも合わせておよそ80人が参加しました。
【参加者】
「今まで経営者としてやってきて引継ぎをさせたいというのを真剣に考えている時なので、引き継いでくれる人を育てるというか、前面に出して育てていきたい」
また会場では、現役の女性経営者によるパネルディスカッションも行われ、後継者の取り組みなどについて意見も出されていました。
