立憲民主党新潟県連は18日、常任幹事会を開催し、西村智奈美県連代表は、副大臣や政務官の不祥事が続く岸田政権を厳しく批判した上で、「年内の衆議院解散の可能性はまだ残っている」という認識を示しました。

新潟市中央区で18日に開かれた立憲民主党県連の常任幹事会で、西村智奈美県連代表は、報道陣の取材に次のよう述べました。

【立憲民主党新潟県連 西村智奈美代表】
「あるとすれば、(年内に)破れかぶれで解散をしてしまうかということもありうると思っています」

 次期衆院選を巡っては、9日、立憲民主党を支援する労働団体・連合の芳野友子会長が泉健太代表と会談し、野党間の連携について触れ、「共産党から支援を受けた候補者は連合の推薦取り消しも辞さない」という内容を伝えました。

 新潟県内ではこれまで共産党を含めた野党間で連携し国政選挙を戦いました。2016年と2019年の参院選では、無所属候補を野党共闘で支援し、自民党公認候補に勝利したほか、2019年の衆院選(旧区割り)では全6選挙区のうち4選挙区で、野党・野党系候補が勝利しました。
ただ、立憲民主党新潟県連の米山隆一幹事長は、共産党から直接的な支援を受けることはないとし、芳野会長の発言で「県内の候補予定者が活動を変更するなどの影響はない」としました。

【立憲民主党新潟県連 米山隆一幹事長】
「連合の皆さんの何か気持ちよくご協力いただける状況で、しかし従前ある協力関係を崩さないという体制は作っていけると思います」

【立憲民主党新潟県連 西村智奈美代表】
「大きな目標のためにということであれば、いろいろな形はあり得るんじゃないか。野党でみんながバラバラになっていてもなかなか1対1の勝負には持っていきにくいというのはあります」

 西村県連代表は、自身が立候補する予定の衆議院新潟1区から共産党が候補を擁立した点に触れ、「他の選挙区への擁立は思いとどまってほしい」と改めて述べました。