新潟県上越市でも農作物に影響が出ています。
16日には中川幹太市長がコメ農家の「ほ場」を視察に訪れ、その厳しい現状を視察しました。

今は水の量の調節がコメの品質に直結する大事な時期ですが…田んぼに水はなく、ひび割れてしまっています。

上越市内で梅雨明けから15日までの26日間に降った雨の量は高田と大潟で0ミリ、安塚で1.5ミリ。ほとんど雨が降っていません。

上越市 牧区の中川卓夫さんの田んぼでは、水不足と連日の暑さですでに一部枯れてしまった稲もある上、このまま雨が降らないとコメの品質が下がり、収入が大きく減ってしまうと訴えました。

【稲作農家 中川卓夫さん】
「田んぼも60年もやっているが、水がないっていうのが生産管理で一番きつい自然災害ですね。コメの品質が落ちちゃうと大きな赤字で、借金をしないと来春の作付は無理」

【上越市 中川幹太 市長】
「ひび割れの状況を見ると早急な対策が必要になるのかなと思っていますので、対応をすぐ考えて皆さんにお知らせしたい」

恵みの雨は一体、いつ降るのでしょうか。

※16日午後3時半までの24時間に降った雨の量は上越市 高田と安塚で3ミリなど、県内13の地点で0.5ミリから4.5ミリの雨が降りましたが、他の31地点では0ミリでした。向こう一週間の予想で、19日は曇り時々雨となっていますが、その他は曇りか晴れの予想で今後も水不足の影響は続きそうです。