食品ロスを減らすため新潟県がコンビニエンスストア3社と連携し、県民にあることを呼び掛けることになりました。並べてある商品を手前からとる『てまえどり』です。

9日行われたPOP=店頭広告の贈呈式。

そこには「すぐ食べるなら!手前から取ってね」の文字。県は、コンビニエンスストア3社と連携しフードロス対策に力を入れます。

【県環境局 玉木有紀子局長】「持続可能な社会の実現に向けて、削減は国際的にも大変重要な課題と言われているところです」

新潟市中央区のローソン南出来島店です。

【記者リポート】「新しいものがいい。だから後ろから取ろうと手を伸ばした経験はないでしょうか?全部期限内です。これからは手前から取るがトレンドになるかもしれません」

コンビニにはパンや飲み物などの食品が並んでいますが、よく見ると、たしかに、消費期限が近い商品が手前、新しいものが後ろに並んでいます。
「少しでも新しいものを」という心理もわかりますが、後ろから取ることで食品ロスにつながるのです。

【ローソン新潟支店 小堺壮平支店長】「現実問題として後ろから取るお客様は一定数いらっしゃると思います。フードロスの削減には一定の効果はあるかなと思います」

この『てまえどり』について消費者は…

【客は】「コンビニだと回転が速いかなと思うので、特に、前とか後ろとか気にしないんですけど、スーパーだと何となく気にします。いろいろな人が手に取って戻したりするような気がして、スーパーだと」

【客は】「ご家族がいらっしゃる方だとかは長期間使用するということがあると思うので、後ろからとると思うし、私みたいに1人(1人暮らし)で消費するのであれば、前からどんどん取っていけばいいかなと思います」

県によりますと2018年度には県内で年間およそ9万トンの食品ロスが発生していました。県は3月、『食品ロス削減推進計画』を策定し2030年度までに食品ロスをおよそ2割減らしたいとして、家庭や事業者に対策を呼び掛けています。

【県環境局 玉木有紀子局長】「できるだけ多くの方から『大切な食べ物をきょう食べていただくんだったら、賞味期限は大丈夫ですよ』と分かっていただけるといいなと思っております」

POPには「すぐ食べるなら」とあります。できることから少しずつ…みんなで食品ロスについて考えてみませんか?