ウクライナから新潟県小千谷市に避難してきた夫婦、ムタル(36歳)さんとイリナさん(37歳)。日本語を習いながら、スーパーでの買い物にも挑戦するなど、日本での生活を始めています。

高台から静かな小千谷の風景を見つめていた、ムタルさんとイリナさん。

【イリナ・シェフチェンコさん】「山々も森も本当に素晴らしいです。もちろんウクライナの自然とは違うけど」

夫婦が小千谷市にやって来て1週間あまり。「自分たちを受け入れてくれた小千谷が好き」と話す2人が熱心に励んでいるのは、日本語のレッスン。日常生活に役立てられるようにと、ボランティアから日本語を教えてもらい、簡単な単語の意味はすでにいくつか分かるようになりました。2人にとって日本語は、発音しやすく親しみやすい言語だと感じるそうです。

【イリナ・シェフチェンコさん】「どんなときでも紙を持っていて、いつもこれを見て覚えるようにしています。そうすると、朝には頭に入っているんです」

夫のムタルさん、お気に入りの日本語は…

【ムタル・サリフさん】「おなかぺこぺこ。いつもおなかがすいているから」

レッスンが終わると、夫婦は近所のスーパーへ買い物に向かいました。2人のサポートを続ける『おぢや避難民支援の会』のメンバーに付き添ってもらい、食材や洗濯用品などの生活必需品を買い足します。

この日は、買った食材でフライドチキンとサラダを作るそうです。

夫婦は現在、小千谷市が用意した教員用住宅で暮らしています。ウクライナで医師として働いていたムタルさんは、自分たちと同じように日本へ避難してきた人たちをサポートするため、ウクライナ避難民の為の医療相談などに乗れたらと考えているそうです。

【イリナ・シェフチェンコさん】「私たちは、小千谷の人たちに感謝しています」

【ムタル・サリフさん】「彼らのサポートがとてもうれしいです。この気持ちは言葉では言い表せません。なぜなら、日本以外にはどこにもたどり着けなかったと思うから。日本政府に感謝しています」

今後ムタルさんとイリナさんは、新潟県内の学校などに出向き、子どもたちと触れ合う機会も作るということです。