県産品に興味を持ってもらい、販路の拡大に繋げていこうと新潟県が招待したアメリカのバイヤーが日本酒などの製造現場を視察しました。
【塩川酒造 塩川和広 代表取締役CEO】「こちらが原料処理室です。洗米、浸漬、蒸しまでやる場所です。お酒造りのスタートの場所になります」新潟市西区の塩川酒造に視察に訪れたのはアメリカで活躍する料理人兼バイヤーです。

日本酒などの県産品の製造現場を案内することで海外のバイヤーに県内の食文化を知ってもらい、県産品の販路拡大に繋げようと、県が例年企画しているものです。

【塩川酒造 塩川和広 代表取締役CEO】「(蒸したコメ)を放冷機で35℃、36℃まで冷やしてそれをこちらに運びます」
この日は洗米やコメの粒に水分を行き渡らせる浸漬(しんせき)といった日本酒づくりの初期工程とアルコール発酵までの流れを視察。

【ダニエル・ドレクスラーさん】「うん、おいしい」

見学のあとは恒例の試飲タイム。酒蔵で作られる日本酒の柔らかくもすっきりとした旨味を楽しんでいました。
【ダニエル・ドレクスラーさん】「昔の酒蔵を見ることはなかったのでとても興味深かったです。(試飲してみて)軽いお肉、ポークチョップとかサーモンのような魚と合うと思います」

【塩川酒造 塩川和広 代表取締役CEO】「日本でウけている飲み方が海外の方にもウけるんだなと思いましたし、今回一人でも(魅力を)知ってもらったってことはまた大きく広がるチャンスができたのかなと」

バイヤーは21日まで日本酒や和牛など県産品の生産現場を視察する予定です。