自転車を利用する人たちのマナー向上をはかろうと新潟市で30日、警察による一斉取り締まりが行われ、自転車の利用者にヘルメット着用の検討を呼び掛けました。
「ヘルメット着用が努力義務になったので、命守るためにも着用の検討をお願いします」

新潟市中央区の萬代橋では警察官7人が自転車の利用者に安全走行を呼びかけるチラシを配布しました。

こうした全国一斉の取り締まりは4月にヘルメット着用が努力義務になってから初めてです。

30日は県警が事故が多く、危険と指定する県内各地の交差点などで取り締まりが行われ、走行中のイヤホンの利用等、違反行為をした自転車には交通安全カード通称『イエローカード』を渡し警告しました。

【県警交通指導課 若林充能 企画指導補佐】「自転車は歩行者ではありません。乗っている以上は車両と同じです。決められたマナーを守って安全な自転車の利用をお願いしたいと思います」

県警によりますと、今年県内では自転車による事故が117件発生していて、このうち死亡したのは2人、けがをした人は111人と発生件数、けが人ともに微増しています。
