新潟県胎内市の養鶏場で「高病原性鳥インフルエンザ」の感染が疑われていたニワトリは、6日朝に遺伝子検査で陽性が確定し、およそ68万羽の処分が始まりました。
【記者レポート】「炭酸ガスと書かれたボンベが大量に運び込まれ、白い防護服を着た作業員が出入りしています」
この養鶏場では、5日朝におよそ60羽のニワトリが死んでいるのが見つかっていました。新潟県内での鳥インフルエンザの発生は、今シーズン4例目です。
処分されるニワトリの数は、今年1月に村上市の養鶏場で処分されたおよそ129万羽に次ぐ県内2番目の多さです。

新潟県では、自衛隊へ災害派遣を要請して24時間態勢で作業を進めますが、終了まで1週間ほどかかる見通しだということです。
また県は、半径3~10km圏内の養鶏場に対してニワトリなどの搬出を制限し、近くに消毒ポイントを設けています。
