本を“めぐる” SDGsな話題です。
読まなくなった本と 読んでみたい本とを“交換”する本棚が、見附市のまちの駅『ネーブルみつけ』にあります。
どんな人々がどんな思いで利用しているのか取材しました。

市民の憩いの場ともなっている施設の一角ある『めぐる文庫』。
並んでいるのは、小説や漫画や絵本など、さまざま…。
この本棚の設置を考えたのは「まちの駅ネーブルみつけ」の駅長・村上徹さんです。
【まちの駅ネーブルみつけ 村上徹駅長】「ドイツには街中にブックスタンドというものがあって、読まなくなった本を入れてまたそれを見ず知らずに人が持っていくというのが、普通に日常的にあるという話を聞いて…」

本を捨てるのではなく次の読み手に回す、ドイツの「ブックスタンド」を見附市にも取り入れたいと、2022年4月に企画し10月にオープンしました。
【まちの駅ネーブルみつけ 村上徹駅長】「本来は交換なんですけど、たまに欲しいものがない人は置いていくだけ置いていって、また良いものがあったら持っていくみたいな感じで…」
本のオススメポイントや持ち主の思い出などを書き添える「メッセージカード」も用意されています。

【まちの駅ネーブルみつけ 村上徹駅長】「一瞬、その持ち主と今の持ち主の心が通じ合う瞬間があるので、そういった本だけでは伝わらない心の交流が、こういった手紙を介してできるというのはすごくいいなと」
