木工製品を作ることで、20年近くミャンマーの支援を行ってきたNPO法人が新潟市にあります。「一生残る『技術力』という支援」、彼らが考えるSDGsとは…?

新潟のNPOが支援するミャンマーの産業

木の優しいぬくもりがあふれるスプーンやフォーク…これら全てはミャンマーで作られた商品です。新潟市江南区にある北方文化博物館の一角にある店で販売されています。

北方文化博物館(新潟市江南区)の店で販売

【アジアクラフトリンク 斎藤秀一理事長】「私どもNPO法人で、基本的にはミャンマーに特化して、ミャンマーの地域産業を支援しましょうという活動がメイン」

斎藤秀一さんが理事長のNPO法人「アジアクラフトリンク」が支援を行っているのは人口およそ5000万人、東南アジアに位置するミャンマーです。

最大都市「ヤンゴン」から車で2時間ほど離れた古都「バゴー」では、昔から木工品が作られてきましたが、安い市場向けの製品が中心で生産者の収入は十分とは言えませんでした。

【アジアクラフトリンク 斎藤秀一理事長】「ミャンマーの素材を使って、その素材を加工して付加価値をあげることによって、経済活動というか、彼らの収入向上を図る。それによって、人々の自立に繋がっていく」