新潟県内の交番に勤務していた男性の巡査長と女性の巡査が、2022年9月に交番内に拳銃を放置していたとして訓戒の処分を受けていたことが分かりました。

警察によりますと、去年9月、パトロール中の巡査長が拳銃を持っていないことに他の警察官が気付きました。拳銃は交番の事務室内におよそ1時間置きっ放しにされていたということです。交番には鍵がかかっていて、拳銃が使われた形跡はありませんでした。

その後の調査でこの巡査長の他、同じ交番に務めていた女性の巡査も、複数回にわたり交番に拳銃を放置していたことが分かったということです。巡査長は調べに対し「拳銃を腰から外すと楽だった。緊張感を欠いていた」などと話しているということです。

県警は1月に、巡査長を本部長訓戒に、巡査を所属長訓戒の処分とし、2人が所属する警察署に対し業務指導を行いました。

また新潟県警では去年6月にも、休暇中の男性巡査長が駐在所に拳銃などを放置していたとして戒告の処分を受けていました。

新潟県警では、県内各警察署の拳銃などの保管・管理を徹底し、再発防止策をとるとしています。