需要が落ち込み牛乳余りが深刻となっている中、新潟市の塚田牛乳が新たな牛乳の活用のために、市内のパン店とコラボして新商品を作りました。水を一切使わない“牛乳だけの食パン”です。
明治34年に創業し、県内小中学校およそ150校に給食牛乳を提供している塚田牛乳。

今回、新潟市のパン店とコラボした商品が…「塚田牛乳でつくった牛乳食ぱん」です。作る際に使うのは水ではなく全て塚田牛乳!!生地はふわふわで、添加物は一切使用されていません。

【記者リポート】「トーストして頂きましたが、外はカリっと中はふわふわ。牛乳を使っているだけあって甘みもあり、とてもおいしいです」

ここ数年、新型ウイルスによる学校給食の一時中止や外食需要の低下などで牛乳の需要が落ち込んでいます。

“良寛牛乳”などで知られる出雲崎町の乳製品メーカー「良寛」が7日までに事業停止するなど生乳業界は厳しい状況です。

そうした中、塚田牛乳は農水省が「牛乳乳製品を食事に取り込み笑顔になってほしい」とする『牛乳でスマイルプロジェクト』に先月加入。第一弾として、この“牛乳食パン”を開発しました。

【塚田忠幸社長】「普段、牛乳が飲めない方もいらっしゃると思うので、そういった方にも牛乳を使った食パンを手に取っていただいて、牛乳の消費に少しでもお手伝いいただければと思っています」

牛乳の消費拡大へ。
牛乳食パンは、新潟市中央区の「ブーランジェリー リリッカ」で販売しています。
