前総理秘書官による同性婚などへの差別発言が国会で問題となる中、花角知事は性の多様性に関する制度整備について、「現実を確認しないといけない」と慎重な姿勢を示しました。
LGBTなど性的マイノリティを巡っては、先週、岸田総理の側近だった荒井前総理秘書官が「見るのも嫌だ」などの差別発言をし、問題となっています。

花角知事は8日の会見で、「差別や偏見はあってはならない」と発言を非難しました。

【花角知事】「性の多様性を尊重する、個性を尊重する社会を目指していかなければならない」

一方で、新潟市や三条市、長岡市が導入したパートナシップ制度を県でも導入したり同性婚を認める法整備などについては、性の多様性に関する「研究がいる」として慎重な姿勢を示しました。

【花角知事】「性の多様性の中でも結婚ということについても意識が進むかということは、現実をしっかり確認しないといけないとは思います」


花角知事は今後、幅広い世代の県民に意識調査を行う可能性もあるとしました。