“良寛牛乳”で知られる出雲崎町の「良寛」が事業を停止し、破産による整理を予定していることが分かりました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校給食の中止などが要因とみられています。

東京商工リサーチ新潟支店によりますと、出雲崎町の良寛は7日までに事業を停止し、今後、破産による整理を予定しているということです。負債総額は、2021年12月期末時点で4億7000万円です。

牛乳の製造販売を主体に、良寛牛乳やコーヒー、ヨーグルトの製造、販売を手がけ、2003年12月期には約17億4200万円を計上していましたが、その後、2014年からは毎年赤字に。

牛乳の需要低下や競争の激化などで売上高が減少傾向となる中で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校給食の中止などで、需要がさらに落ち込んだということです。
