三条市を拠点に活動し、東京オリンピックにも出場したカヌースプリント日本代表の當銘孝仁(とうめ・たかのり)選手です。
南魚沼市で5日、當銘選手が人生で初めて挑戦したのは、クロスカントリースキー。「カヌーにも生かせる動きがあるのでは」と考えたそうですが…

沖縄県出身で、雪とは縁がない當銘選手。初挑戦のクロスカントリースキーは…
【當銘孝仁選手】「うーわ、滑るの、こわっ!」

ストックの扱いはまだぎこちないですが、パドルを持てば全くの別人。おととしの東京オリンピックではパドル一つでカヌーを進めるカナディアンで男子シングル1000メートルに出場。準々決勝で敗れたものの、初の夢舞台で躍動しました。

【當銘孝仁選手】「うわ、むず!」「楽しいっす」


アーネスト所属で、三条市を拠点にする當銘選手ですが、冬の時期は温暖な地域でのトレーニングが中心です。


転倒しながらも抜群の身体能力ですぐに順応。初のウインタースポーツはトレーニングの役に立ったのでしょうか?

【當銘孝仁選手】「楽しかった。この(ポールで雪を)押さえる力というか、すごく(カヌーと)似ている感じがするのでそういうところはどんどん活用できればなと」

クロスカントリーのあとは雪上スポーツイベントに参加。子どもたちと一緒にスノーアクティビティを楽しみました。雪国ならではの経験を積み、目指すは来年7月に開幕するパリオリンピックです。



【當銘孝仁選手】「本当にいろいろなことして、いろんな経験踏まえて、東京五輪とかもそうですが、そういう経験を踏まえての今回の挑戦なので、本当に次は前回と違った形にしたいです。しっかり上位に絡んで、あわよくばメダルを取るような活躍をしたいなと思います」


世界を見据える當銘選手、パリオリンピックに繋がる今年最初の国内選考会は3月に行われます。
