音楽を通じて県民に警察活動を知ってもらおうと、新潟県警の音楽隊は1952年の結成から70周年を迎えました。迫力ある音を響かせ4日、3年ぶりとなる定期演奏会を開きました。


特別の制服に身を包んだ隊員たち。楽器を用いて県民と交流です。

4日、新潟市中央区で開かれた定期演奏会には30人の警察官が演奏を披露しました。

県警音楽隊の歴史は、長きに渡ります。
結成されたのは、1952年。「県民と警察を結ぶ音の架け橋」として創設されました。

上越新幹線開業を祝ったり…

長岡まつりで交通安全を呼び掛けたり…
中越・中越沖地震では、被災者を励ましたり…

70周年を迎えた音楽隊には現在、鉄道警察隊や県警本部の20代から50代の警察官30人が所属。年間の練習日数は50日、職務と両立しながら演奏活動をしています。

マーチングステージでは、人気アニメ「鬼滅の刃」のテーマ曲を披露。

演奏会は、新型ウイルスの影響を受けて3年ぶりの開催となりましたが、日ごろの練習の成果で、一糸乱れぬ隊列を披露しました。

【観客は】「キラキラして、初めて近くで見られてうれしかったです」

【観客は】「息がみんな合ってますよね。大したものです」

【観客は】「一生懸命されている様子と、音がすごくよく聞こえてよかったです」

【県警務部広報広聴課(県警察音楽隊長)和田裕之 課長】「(県民の声を)を励みに日々訓練するとともに、この先10年20年歴史を積み重ねていきたい」

大きな拍手に包まれた70周年節目の定期演奏会。
会場では、県警らしく、増加する特殊詐欺被害について注意点などを紹介し、被害防止を呼び掛けました。