交通事故を起こして一緒に乗っていた友人を死亡させたとして、新潟県内で初めて『特定少年』として起訴された男の裁判で、新潟地裁は懲役4年の実刑判決を言い渡しました。

当時19歳だった男は、2021年4月に新潟県柏崎市内で制限速度を超えるスピードで車を運転して事故を起こし、一緒に乗っていた男子大学生を死亡させたとして「危険運転致死」の罪に問われています。

30日の判決で新潟地裁は、男は免許を取ってから1か月あまりしかたっておらず運転技術が未熟だったとしたうえで「重大な交通事故を発生させ同乗者を死傷させる危険性が非常に高かった」と指摘。

また、大音量で音楽を流しそれに合わせてみんなで歌っていたとして「高揚した雰囲気の中で高速度で走行させ事故を発生させていて、酌むべき点はない」として懲役5年の求刑に対し懲役4年の実刑判決を言い渡しました。

男は新潟県内で初めて『特定少年』として起訴されましたが、新潟地検では実名を公表していません。