木々がうっそうと茂ってる状況は今も変わらない

そしてこちらの写真は、いつもこうした講演会で新潟日報さんにお断りを得て使用させてもらってるんですけれども、この『祈り』という写真集から転用して改めて当時の写真をご紹介しているんですが、これはたまたま事件の翌日に日報さんの記者が撮った写真の1枚です。

ここが、先ほど学校から海に向かって大きな十字路がありますと言った十字路がここです。

この一車線一車線のところを通学路として、私たちは海に向かって自宅と学校を往復していた、この通学路です。

当時ここに、ちょっと見にくいんですけれども、白い5階建ての『サボイホテル』ってカタカナで書いてあるんですが、この当時からもうすでに廃墟になっていたホテルがあって、このホテルの前を私たち小さい子供たちは、お化け屋敷と呼びながらですね、ちょっと足早に駆け足しながら通っていた。

ここに通学路があったわけです。

そしてこちらが約6年前の写真ですけれども、ここがその十字路ですね。
当時あったこの廃墟だったホテルは今はなくて普通の家が建ってるんですが、今もこちら側にあったような、ちょっと木々が鬱蒼と茂ってる、そんなような状況は今も変わらないわけです。

(拉致された)11月の新潟っていうのは、私も当時中3まで住んでいましたけれども、やはり海鳴りが、海が近いですから海鳴りが大きく聞こえて、雪が降ればシンシンと降るし、夜は早い時間から真っ暗になる…。

そんなようなところでこうした木々が生い茂った中で、この事件が起きてしまったということになります。