北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさんが、新潟県村上市にある『新潟リハビリテーション大学』で講演し、学生に拉致問題解決への協力を呼びかけました。

曽我ひとみさんの講演は、若い世代に拉致問題について理解を深めてもらおうと新潟県が主催したものです。

曽我さんは、拉致された時の状況を振り返り、北朝鮮で感じた不安や寂しさについて話したうえで、日本に帰国したときの気持ちについて、次のように語りました。

「今までこんなに長い間日本にいなかったことをどういうふうに思っているのかなという、その心配もありましたし、どこかで母に会えるかなというそんな思いもありました。でも日本に帰ってこられたことはとてもうれしかったです」

また曽我さんは、一緒に拉致された母・ミヨシさんの安否が今だにわかっていないことにも触れ、「母にも、日本での笑い声の絶えない楽しい生活を存分に味わってほしい」と話していました。

そのうえで曽我さんは、「一日でも早い拉致問題の解決に向けて力を貸してほしい」と学生たちに呼びかけました。