柏崎刈羽原発の14年ぶりの稼働に対し、新潟県の花角 知事は「安全第一で慎重に作業を進めてほしい」と述べました。また、住民からは期待や不安の声が聞かれました。

14年ぶりとなる柏崎刈羽原発の再稼働。

政府の再稼働要請に対し了承する判断を下した花角知事は21日の会見で「一つ一つの作業の状況を詳細には聞いるわけではない」とした上で…
【花角 知事】「安全第一、慎重に作業を進めていただきたいということに尽きる。十数年ぶりに起動するということで、異状が起きないかどうか県としてもしっかりチェックしていきたい

刈羽村の品田宏夫 村長は、東京電力に「全幅の信頼を置いている」としています。【刈羽村 品田宏夫 村長】「エネルギー不足になったりしないように、国の安全保障の根幹ですから、ちょっと時間がかかったとも思いますけど、安心できるようになりつつあるということを喜んでいます」

再稼働を承認する「試験使用承認書」を交付した原子力規制委員会は東京電力が福島第一原発事故を起こした当事者であることを強調した上で、次のように述べました。

【原子力規制委員会 山中伸介 委員長】「事故を起こした東京電力、我々規制当局にとっても特別な会社であることには変わりはない。我々は厳正に検査を継続していくし、これまでと一切その点については変わりない」

14年ぶりの原発再稼働に地元住民は…
【20代】「柏崎が盛り上がることはうれしいこと。期待しています」

【80代】「自分としては前から話もあったしいいかなと思っています。事故が起こらないように一生懸命中の人が働いているので」

【10代】「日本というか全体的な未来を考えたら原発の資源は必要なエネルギー。原発稼働に向けての動きも必要かな」

地元住民主体で原発の安全性を議論してきた「地域の会」の品田善司 会長です。品田さん自身は再稼働に賛成の考えで、東京電力の姿勢や組織の変革が国から認められた結果と見ています。
【地域の会 品田善司 会長】「これからも完璧じゃないと思うんだけども、これからの方がね、なおさら大事だと思いますのでそこら辺を、地域の会としても、監視していきます」

また品田さんは、再稼働による地域活性化に期待を寄せています。
【地域の会 品田善司 会長】「柏崎も人口がもう7万5000ぐらいということで減ってますし、特に若い方がね、なかなかこう定着しないっていうところもあるんで、そういう意味でも、原発っていうのはやっぱり必要じゃないかなと」

一方、東京電力新潟本社前では…

「原発再稼働お断り!」

再稼働に反対する市民団体が抗議活動を行い、東電の担当者に対し原子炉の起動を取りやめ、安全性を確認するよう求める抗議文を提出しました。

【規制庁・規制委員会を監視する新潟の会桑原三恵 代表】「審査の在り方、点検の在り方、ここが大きく問われていると思う。東電の姿勢と同時に規制の在り方も問われていると思う。とにかく今回の起動はやめるべきだと」