新潟市のりゅーとぴあを拠点に活動する舞踊団Noism(ノイズム)の芸術総監督・金森穣さんが、1期目の任期満了となる2027年で退任する意向を固めたことがわかりました。
関係者によりますと、金森さんは28日、新潟市民芸術文化会館 りゅーとぴあを運営する財団に対し、1期目の任期が終わる2027年8月末で退任する意向を伝えたということです。
2021年に導入された制度では芸術監督の任期を1期5年、最長2期10年と定めていて、財団側は、金森さんに2期目の続投を打診。

金森さんは条件として、芸術監督の任期の上限撤廃やスタッフの増員などを要望したものの、財団や新潟市がこれに応じなかったため、退任の意向を固めたということです。

金森さんは「やめたくはなかったし、苦渋の決断だった。今後は他の自治体で続ける道を探していきたい」と話しています。
新潟市の野島晶子副市長は「市に正式な報告はなく、現時点で言えることはない」とコメントしていて、今後、市や財団側の対応が焦点となります。











