東京電力・柏崎刈羽原子力発電所をめぐり、再稼働の“地元同意”の手続きが完了したことについて、柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は会見で「安全を常に問いかける姿勢を忘れない」と述べました。
「改めて身が引き締まる思いと、一歩一歩着実に起動していかなきゃなりませんので、今は緊張していると言った方が正しいかもしれない」

新潟県が行った意識調査で再稼働に対する賛否が拮抗しているなか、再稼働を迎えることについては…

「県民の皆さまのご理解が進むような努力は絶対に欠かせない。終わりなき世界でやってまいりたい」

稲垣所長は「安全を常に問いかける姿勢を忘れることなく、ワンチームになって取り組む」と述べました。

また、柏崎刈羽原発を監視する原子力規制事務所の伊藤信哉所長は、14年ぶりの原子炉起動に当たり、未経験者の多い運転員の能力と機器の状態を注視していく考えを示しました。

「実際に起動の当日や前後になれば、停止中の原子炉よりも再稼働する6号機のリスクが上がるので、今まで分散させていた検査リソースを6号機に集中させる」

伊藤所長はこう述べて、6号機の検査に人員を集中させる方針を示しました。










