試写会の翌日、BSNラジオ「四畳半スタジオ」の収録に臨んだ寺崎監督は、佐藤さんについて「謎めいた不思議な人で、ユーモラスな所もあり、好奇心から撮影を始めた」と印象を語りました。
さらに、久子さんにあてた情熱的なラブレターなど夫婦のエピソードを盛り込んだ点については「佐藤さんは人みしりだが奥さんは社交的で、“二人合わせて佐藤忠男”という感じだった。佐藤さんの人生のカラフルな要素を取り入れたかった」と説明しました。

また寺崎さんは、佐藤さんが「世界で一番好きな映画」と言い残したインド映画『魔法使いのおじいさん』のロケ地を取材したり、世界各地の映画関係者にインタビューを重ねたりした点について、「映画愛で結ばれた人たちの友情を作品に込めたかった」と話し「ぜひ新潟の人に見てほしい」と呼び掛けていました。

『佐藤忠男、映画の旅』は、新潟・市民映画館シネ・ウィンドで2026年1月10日から上映され、初日は寺崎監督の舞台挨拶も予定されています。










