147棟が被害を受けた糸魚川大火の発生から22日で9年です。大火を経験していない若手の消防隊員らを対象に、訓練が行われました。
訓練には糸魚川市 消防本部や市の職員ら25人が参加しました。

2016年に発生した糸魚川大火ではラーメン店から出た火が強風にあおられて飛び火し、住宅や店舗など147棟が焼け、17人がけがをしました。

22日の訓練では、消雪パイプに使う井戸水や近くの川から取水する給水ポンプを使い、防火水槽へ水を補給する手順を確認。

これらは大火を教訓に水不足に対応するため整備されたもので、実際に放水する訓練も行われました。

【糸魚川市防署 武藤悟 署長】「寒くなってくれば暖房や火を取り扱う機会が増えてくるので、決して火を使ってるときにその場から離れないで火災予防に努めていただきたいなと」

消防は、過去の大火を風化させず、今後も乾燥や強風などの気象条件がそろう日には注意するよう呼びかけています。











