“WBC”ってご存じですか?
野球の世界大会ではなく、車いすバスケットの『ホイールチェア・バスケット・クラブ』です。

その“車いすバスケット”の日本最高峰の舞台となる天皇杯に、新潟県勢として『新潟WBC』が初めて出場することになりました。
新潟市を拠点に活動する車椅子バスケットボールチーム『新潟WBC』の皆さんと共に、競技の魅力迫ります。

『新潟WBC』のエースは、24歳の知野光希選手です。
「今まで予選で負けて出られなくて悔しい思いをしてきた分、自分だけじゃなくてチーム全体がやる気に満ちていると思う」

新潟県燕市在住の知野選手は、4歳の時に病気が原因で車いす生活となりましたが、小学5年生の時に見た新潟WBCの試合をきっかけにバスケを始めたそうです。
それから13年たった今、日本代表メンバーとして世代別世界選手権にも出場している知野選手が特に鍛えているのが『腕』。
「下半身使えないので全部、腕で、上半身でやらなきゃいけない」
バスケットボールのシュート時にはリングの高さの近くまでボールを上げますが、“座った状態”の車いすバスケでは、倍以上の距離を投げ上げなければいけません。

「車いすを漕いでるだけで疲れないようにトレーニングしたりとか、漕いで重くなった腕でシュートを打つ…」
「そこで決め切れるかどうかが、優秀な選手かどうかの差が出るところ」
車椅子を漕いで、シュート。そしてもちろんディフェンスもあります。
車いすバスケは、上半身を動かしっぱなしのスポーツです。

下は10代から上は70代までの幅広い年齢層が活躍する『新潟WBC』は、若手選手がアウトサイドからのシュート成功率を上げるなどの成長をみせて甲信越予選を勝ち抜き、車いすバスケットボールクラブチームの日本一を決める天皇杯へ、結成17年にして初めて臨みます。
6日の金曜日から東京都江東区ではじまる『天皇杯 第51回日本車いすバスケットボール選手権大会』を前に今、チームはかつてないほどの熱気に包まれています。

【角屋竜飛選手(19歳)】
「デカい大会に出るの初めてで、ちょっとドキドキしています」
【渡邉友希選手(25歳)】
「天皇杯で、まずしっかり勝つ、まず1本勝つのを目標に、頑張っていきます」

『新潟WBC』にはジュニアチームもあり、すごく仲が良くてチームワークも抜群。
エースの知野光希選手は、「ジュニアチームの選手に『自分もこうなりたい』と思わせる活躍をし、新潟の車いすバスケを活気づけたい」と話しています。
「自分もそうですけど、チームのみんなに大舞台でのいい経験をしてもらいたいなというのもあるので、少し楽しみでもありますし、思い切ってやってやろうかなという気持ちが大きいです」

「まずは1勝!」を目標に、『新潟WBC』の新たな歴史が始まります。










