知人の60代男性から100万円をだまし取ったとして逮捕された50歳の男が、「抗がん剤を医師に勧められている」などと言い、別の50代男性から合わせて60万円をだまし取った疑いで再逮捕されました。
詐欺の疑いで21日に逮捕されたのは、新潟県南魚沼市六日町に住む無職の男(50)です。
警察によりますと、男は2022年7月16日ごろ、南魚沼市に住む50代男性宅を訪れ、自分の親族が病気であるなどと話したうえで「先進医療の抗がん剤を医師に勧められている」などと嘘を言い、翌17日に現金30万円をだまし取った疑いが持たれています。
さらに、男は2022年7月21日にも、男性に「もう一度だけ抗がん剤を打たせてほしい」などと嘘を言い、翌22日に現金30万円をだまし取った疑いも持たれています。
警察の調べに対し、男は「間違いありません」などと容疑を認めているということです。警察は、男がだまし取った金を治療費ではなく、他の用途に使ったとみて、詳しく調べています。
男は別の60代の男性に対して、「高額医療費を支払わなければならないから金を貸してほしい」などと嘘を言い、現金100万円をだまし取ったとして、9月に逮捕されていました。