“庭園王国”とも呼ばれている新潟県。
この文化を活かして観光客を増やそうと、日本初の庭園イベントが15日から始まります。

関川村にあり、国の重要文化財に指定されている渡邉邸。
この由緒ある庭園に着物を着用して登場したのは、県内の温泉宿の女将らです。
「着物で巡る秋のにいがた庭園街道」のオープニングセレモニーです。

このイベントは7つの市町村の庭園に着物で行くと、入場料が半額になったり、ポストカードなどの特典がもらえたりするものです。

国指定名勝に6つの庭園がなっていて、庭園王国と呼ばれている新潟県。
ウイルス禍で減った客足を取り戻そうと、県内の庭園施設や温泉宿などで構成される団体が計画しました。

【にいがた庭園街道ネットワーク 吉川真嗣 代表】
「庭園美、建築美、街道の美しさ、温泉の魅力、この4つが1つ150キロメートルに渡る街道にみんな集中している」

歴史ある庭園を背景に着物で写真を撮れば、まるで映画のワンシーンのような体験ができます。

【参加者は】
「それぞれの庭でストーリーがあるので、これをぜひゆっくり丁寧に台湾の皆さんに伝えたい」

「普段とは違う体験ができるような感じがしますし、これから紅葉が始まると写真の撮影にも期待が得られるかなと思います」

【にいがた庭園街道ネットワーク 吉川真嗣 代表】
「着物を着る人たちも心がいい気持ちになりますし、来た方もその姿を見ると美しいと思って、美しい世界を新潟でどんどん作りたい」

「着物で巡る秋のにいがた庭園街道」は、11月15日まで開催されます。