新潟県中越地方に住む40代の男性が、SNS型投資詐欺で約1800万円をだまし取られたとして、警察に被害を届け出ました。

警察によりますと、男性は6月中旬、TikTokで株に関する情報などを閲覧していた際、興味を持った動画をタップしたところ、投稿者のアカウントからLINEの友達登録に誘導するダイレクトメッセージが届きました。
男性は、登録したうえで投資に関する情報が得たいとメッセージを送信すると、”投資の先生”や”アシスタント”等を名乗る者と友達登録をするように指示されたということです。

その後、相手方から「A Iシステムが自動的に買い付け銘柄を検出し、あとは先生の指示に従って売却するだけ」「成功率は98%以上」などと、”AIを活用した投資”に勧誘されて、取引用のアプリをスマホにインストール。投資と信用して指南役に言われるがまま、7月2日から8月22日までの間に複数回に分けて、合計約1881万円を複数の指定口座に送金して、だまし取られたということです。

男性が現金を振り込むと、取引用のアプリに反映され、株式の売買で利益が出ているように表示されていました。その後、男性は指南役からの返信が途絶えたことで不安になり、LINEグループのグループ名をインターネットで検索したところ、嘘の投資詐欺であるという投稿を見つけて、詐欺被害に気付いたということです。

警察はSNS型投資詐欺事件として調べています。