台風23号は、11~12日頃にかけて沖縄地方や九州南部・奄美地方に接近するおそれがありそうです。
11日は奄美地方では暴風や高波に警戒し、九州南部・奄美地方では土砂災害・低い土地の浸水・河川の増水に注意・警戒するとともに、11日にかけては沖縄地方でも強風や高波に注意するように気象庁は呼び掛けています。
気象庁によりますと、台風第23号(ナクリー)は9日午後9時現在、南大東島の東南東300kmの海上をおよそ20km/hの速さで北西へ進んでいます。
中心の気圧は1002hPa、中心付近の最大風速は20mで、最大瞬間風速は30mとみられていて、中心から半径220km以内では風速15m/s以上の強い風が吹いています。

この後、台風23号は11日にかけて発達しながら沖縄の南を北西に進み、11日夜までには沖縄地方から九州南部・奄美地方に接近するおそれがあり、台風に向かう暖かく湿った空気の影響で、奄美地方と沖縄地方では大気の状態が非常に不安定となる模様です。
そして12日午後9時には紀伊半島沖の海上を進み、西日本や東日本にも影響する可能性もあるとみられ、気象庁は今後発表する台風情報や防災気象情報に留意してほしいとしています。