北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんが、10月5日に61歳の誕生日を迎えるのに合わせ、めぐみさんの同級生や恩師らが4日に新潟市でコンサートを開催します。

3日の夜も、めぐみさんの母校・新潟市立寄居中学校(中央区)では、明日の本番に向けて合唱の練習をしていました。

めぐみさんの同級生、池田正樹さんにお話を伺います。

5日にめぐみさんは61歳になります。
13歳から家族のもとに帰れていないこの現状を、どのように感じていますか?

「ひどすぎます。長すぎます。政府には本気になってほしいです」

めぐみさんの母・横田早紀江さん(89歳)とも電話がつながっています。

「どんなに悔しい思いをしているかと思う。自由が好きなおおらかな子だったので、全く違う世界に置かれたのがかわいそうで…。とにかく元気でいて欲しい」

4日には自由民主党の総裁選挙も行われますが、今後の日本政府のトップにはどのような期待をしていますか?

「根幹は魂の問題。日本中の大切な子供たちの命をどうしたら守れるかということを、助けて下さいと願っていながら誰も助け出せないという事実をかみしめて、『命の問題を一番に』と心に決めて動いていただきたい」

今年で15回目となる『横田めぐみさんお帰りなさい!チャリティーコンサート』は、新潟県民会館で4日午後2時からの開演です。