新潟県内の自転車用ヘルメットの着用率が10.9%で、全国平均の21.2%を大きく下回ったことが警察庁の調査で分かりました。

この調査は警察庁が6月に行ったものです。

新潟県内での自転車乗車用ヘルメットの着用率は前回の調査(2024年7月)よりも2.9ポイント増えて10.9%でしたが、全国での順位は39番目で、隣県の群馬県(41.0%)や長野県(39.2%)と比べても依然低い着用率となっています。

2023年の道路交通法改正で自転車に乗る際にヘルメットの着用が努力義務となりましたが、新潟県はその年の調査で2.4%と全国最下位に。

新潟県警は2025年4月に『サイクルポリス』を発足させるなどして、ヘルメットの着用を呼びかけてきました。

新潟県警交通総合対策室の高橋克行室長は、「着実に増えてきているが、まだまだ着用の意識は低いと思っています。今後もヘルメットの重要性を呼びかけていきたい」とコメントしています。