新潟県議会の9月定例会が始まりました。
原発再稼働などについて論戦が交わされる見通しで、資源エネルギー庁から村瀬佳史長官の出席も検討されています。

30日午後から開会した9月県議会で議論が交わされる県政課題の一つが、東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の再稼働問題です。
花角英世新潟県知事は、「8月に開かれた原子力関係閣僚会議で県の要望を踏まえた政府方針が示された」と説明しました。

「原子力防災対策の充実・強化や東京電力の信頼確保など、県民の安全安心につながるよう、関係省庁が一体となって速やかに対応を進めていただきたいと考えております」
花角英世知事が「県民の意思を見極める手法」の一つとしている、県民への“意識調査”は18日に回答が締め切られました。
「準備が出来次第、途中経過を公表するとともに、さらに調査結果の分析を進めてまいりたいと考えております。こうした取組に加え、県議会でのご議論などを通して、再稼働問題に関する県民の意思を見極めてまいります」

原発については、資源エネルギー庁の村瀬佳史長官が今回の県議会で国の取り組みを説明したいと申し出ていて、要請が認められれば2度目の県議会出席となります。
また関係者によりますと、村瀬長官の出席と同じ日に東京電力の小早川智明社長も出席する方向で検討が進んでいるということです。
9月県議会の会期は10月21日まで予定されています。