新潟県妙高市の平丸(ひらまる)地区で1958(昭和33)年ころから伝わる『スゲ細工』。


乾燥させたスゲを叩いて細く加工し、ワラと針金で作った骨組みに巻きつけて形を作っていきます。


最盛期には作り手が200人ほどいましたが、今は、2015年に立ち上げた“保存会”の3人で製作をしてます。


毎年この時期になると、次の年の干支をモチーフにしたづくりに追われるそうで、現在は20件ほどの電話注文が入っているといいます。


【平丸スゲ細工保存会 柴野美佐代理事長】
「ちょっとした刈り込みで表情が変わりますのでそれを楽しんでいただくのと、あとはやっぱり、体・脚のほうのモフモフ感を楽しんでいただきたいなと思います。お正月過ぎた後でも、1年中飾っていただきたいなと思います」


干支のスゲ細工づくりは、来年2月ごろまでピークが続きます。