みなさんは「MCI」という言葉をご存じでしょうか?
「MCI(Mild Cognitive Impairment)」は軽度認知障害、いわゆる“認知症予備軍”のことですが、認知症を防ぐためには「MCI」のサインに気づくことが大切です。

全国で443万人いると推計されている認知症の高齢者。
そのほか、高齢者のおよそ7人に1人が「MCI」を抱えていると見られています。

「MCIは軽度認知障害といわれている段階。認知症にはなっていないんですけど、認知機能の低下が起こってきている状態ですね」

こう話すのは、認知症の新規患者を年間500人以上診断している総合リハビリテーションセンターみどり病院の成瀬聡院長です。

成瀬院長は「MCI=軽度認知障害」は早期発見が重要だと話します。

総合リハビリテーションセンターみどり病院 成瀬聡院長
「自分でちょっと物忘れが出てきているなと気づくことができると思うんですけど、やはりなかなかそれは難しくて、家族が一番早く見つけることができるんじゃないかなと」