女子サッカー選手としてのキャリアと挑戦
現在はWEリーグという“プロリーグ”で活躍する2人ですが、かつての女子サッカー界はアマチュアが主流でした。上尾野辺選手は約15年間、働きながらサッカーを続けてきた経験を持ちます。

上尾野辺めぐみ選手
「体育館で働いたり、保育園のサッカー教室をしたりしていました。体はしんどいですけど、自分が好きなことをできるという面ではすごく恵まれていると思いながらやっていました」
一方、川澄選手はINAC神戸レオネッサでプレーし、2014年にはアメリカへ挑戦。その決断は意外にも直感的なものだったといいます。

川澄奈穂美選手
「2013年の春頃に急に『私、来年海外にいるな』と思ったんです。なんでかとか全然わからなくて。日本の環境に不満があったわけでも、成長できないと思ったわけでもなくて。それを秋頃にクラブのスタッフに伝えたら、『アメリカのチームから来てるよ』と言われて、実際に渡米することになりました」