持病がある人や高齢者が安心して外出できるように、公共施設の男子トイレにも『サニタリーボックス』を置く取り組みを、新潟県燕市が始めました。


【記者リポート】
「ボックスは…こちらです。脚で簡単にあけることができます」

燕市が『サニタリーボックス』を設置したのは、市役所やスポーツ施設、道の駅など、市内47の施設の男子トイレです。


尿漏れパッドなどを捨てるために使ってもらうもので、持病がある人や高齢者が安心して外出できるようにするのが目的です。
設置している個室のドアにはポスターを貼り、周知を図るということです。


燕市の鈴木力(つとむ)市長は、ボックスを必要とする市民の「心理的負担を減らしたい」としています。


【燕市 鈴木力市長】
「いろいろな会合で参加する時に『あの施設はこれがあるな』ということであれば、参加してみようという気持ちになるのかなと」


燕市によりますと、こうした取り組みを行うのは新潟県内の市の中では4番目だということですが、利用が多ければ、今後も数を増やすことを検討するということです。