コメの価格高騰は、新潟が誇る日本酒にも大きな影響を及ぼしています。『存亡の危機』酒蔵はそう訴えています。

16日、県庁を訪れ県に支援を求めたのは、大平俊治 会長ら県酒造組合のメンバーです。
【新潟県酒造組合 大平俊治 会長】「酒米がピンチになっているということで、恥ずかしながら知事に応援をお願いしたいということで要望書をお持ちしました。どうか、よろしくお願いいたします

大平会長によりますと、コメの価格高騰に伴い酒米の価格も高騰。

また、このまま米価の高騰が続けば、酒米から一般米への転作が加速し、酒米の安定供給に大きな支障が出ることが懸念されるということです。

要望書では、県に対し蔵元への経営支援として原料米を購入する際、費用の一部を助成することや、融資を受けた場合に資金繰りを支援することなどを求めました。

【新潟県酒造組合 大平俊治 会長】「存亡の危機ではあります。だけど、みんな諦めているわけじゃなくて、ここをきちっと乗り切っていって、負けないでやっていこうと思います」

花角知事は予算を考えながら、できるだけの応援をしていくと答えたということです。