東京電力は、柏崎刈羽原発の6号機で、原子炉に核燃料を入れる「燃料装填」の作業を完了したと21日に発表しました。
燃料装填は6号機の再稼働に向けた動作確認の一環で、東電は10日に作業を始めました。

大きなトラブルはなく、872体の燃料を21日に全て入れ終えたということです。

6号機では今後、1か月半ほどかけ制御棒の動作確認などを行う予定で、不具合なく進めば、先行して準備を整えてきた7号機と同じように、8月にも技術的には再稼働できる状態となる見通しです。

一方で、7号機はテロ対策施設の完成が遅れている関係で、仮に再稼働しても今年10月以降は運転ができなくなる状況となっていて、関係者によりますと、東電は6号機の再稼働を優先する方向で最終調整しているということです。
