今月の東京23区の消費者物価指数は速報値で2.3%上昇しました。コメ類を中心とした食料費の上昇などの影響で、依然として高い伸び率です。

東京23区の12月中旬時点の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除いた総合指数が111.1となり、去年の同じ月と比べて2.3%上昇しました。

上昇幅は前の月より0.5ポイント減少し、6か月連続で2%台です。

コメ類が34.7%上昇したほか、▼コーヒー豆が60.6%、▼チョコレートが25.1%、▼ヨーグルトが12.3%など食料の上昇が大きく寄与しました。

また、携帯通信料が10.7%上昇したほか、インバウンド需要の高まりを受けて、宿泊料も7.8%上がりました。

一方で、東京都では所得や年齢にかかわらず、全ての子どもの認可保育所などの保育料が無償化されたことで、保育所保育料が60.4%と大きく減少しました。

また、大晦日の暫定税率廃止に向けてガソリン価格を段階的に下げるための政府による補助金の影響もあり、ガソリンは6.4%減少しました。