戦後、日本兵らが旧ソ連軍に連行され、強制労働を強いられた『シベリア抑留』。
そこで4年間の過酷な抑留生活を生き抜いた現在101歳の男性に話を聞きました。
「戦争は人間がするべきものじゃない」
男性が語る戦争の記憶です。

1945年、終戦間際の8月9日に中国東北部の旧満州や朝鮮半島北部などで旧ソ連軍の侵攻に遭った日本軍。第二次世界大戦の敗戦後に起きた悲劇の1つが、旧ソ連軍に連行された日本兵や一部の民間人が過酷な環境の下で強制労働を強いられた、いわゆる『シベリア抑留』です。

これまでの国の調査では、およそ57万5千人が抑留され、およそ5万5千人の死亡が認められています。
新潟市中央区に住む101歳の村山元威さんは、21歳でシベリアに抑留され、4年間をそこで生き抜きました。

「戦争っていうのは、むごたらしいことをする。夢にも考えられないことをね」