新潟県内の在来線として20年ぶりに開業したJR越後線の『上所駅』。徒歩5分の新潟南高校生をはじめ、多くの通勤通学の人が初めての平日に利用していました。

午前8時8分…

吉田駅発の列車が到着すると、高校生がどっと降り立ちました。

【高校生は】「巻のあたりからきているので、この駅ができただけで通学が一気に楽になった」

新潟南高校の生徒です。今までは、生徒およそ1000人のうち6割程が新潟駅、または白山駅から徒歩や自転車で通っていましたが、

これからは最寄りの上所駅からは徒歩で5分もかかりません。生徒によっては通学時間が20分以上短縮されるのです。

【高校生は】「20分とか歩くと変わるので嬉しいです。勉強とか朝の時間は貴重なので有意義に使いたいなと思います」

【高校生は】「慢性的な睡眠不足だったので、睡眠時間を確保したいと考えています」

新潟駅と白山駅のほぼ中間にある上所駅。

JRの在来線としては県内では20年ぶりの新しい駅でおよそ30年、住民が設置を求めていました。

「歩道に並んでいただいて電車を見送ると」

15日の開業初日は地元のコミュニティ協議会が呼びかけたところ想定の数倍、200人以上の住民が集まったそうです。

Q 何時に起きた?
【小学生は】「6時15分です」
Q いつもより早い?「いつもより早いです」
どんな気持ちで起きた?「楽しみな気持ちで起きました」

多くの鉄道ファンも集まった上所駅。早くも撮り鉄のスポットにもなっています。

【西蒲区から来た高校生は】「この1週間、本当に楽しみに待っていて初めて駅舎を見たんですけど、初めて駅も降りられましたし、嬉しかったです」

【上所駅サポート隊の地域住民は】「せいぜい30人くらい集まればいいのかなと思っていたら一桁違いまして、本当に皆さんが待ちに待った駅が開業したんだなと、つくづく思いました。上所地区が発展してもっと人口が増えて楽しい街ができればなと」

無人駅では県内最多、一日およそ4600人の利用が見込まれている上所駅。

駅周辺の活性化にも期待が膨らみます。