新潟県の「ものづくりの街・燕三条」で、企業がユーチューバーとコラボ。アウトドア向け商品の情報発信に取り組んでいます。
9月に開催された見本市にも共同出展した“情報発信の新たな試み”を取材しました。

業者用の見本市『燕三条トレードショウ2022』の出展ブースを紹介するユーチューブ動画。ユーチューバーとコラボして共同出展したブースについて情報発信するための、新たな試みの一環です。

商品を紹介しているのは、新潟県南魚沼市出身のユーチューバー・ゆうさん。チャンネル登録者数11万人を誇ります。
キャンプ系チャンネル『チキューギ.』を運営し、テントの張り方の紹介から全国各地でキャンプをする様子まで、これまで300本以上の動画を公開。
中には100万回以上再生された動画もあります。

先月、トレードショウへの出展に向けてゆうさんを交えた打ち合わせが進められていました。

【馬場長金物 馬場眞樹社長】「例えばこの辺に、ゆうさんの”のぼり”とか立てようかなとか…」

出展ブースのレイアウトを提案するのは、三条市の金物卸業・馬場長金物(ばばちょうかなもの)の馬場眞樹社長(51歳)。今回ユーチューバーとコラボする試みを発案しました。
馬場長金物は、キャンプの焚き火で使う薪割り用の鉈や斧を商品化しておととしに発売するなど、アウトドア商品の開発に力を入れています。馬場社長は、以前から「情報発信」に関して危機感を抱いていました。