6年ぶりのJ1復帰へ向け期待が高まるアルビレックス新潟。
この快進撃にサポーターも勇気づけられています。
アルビを『生活の一部』と話すある男性が、アルビに励まされ、病と闘っています。
旧中条町出身のねこねこアルビさん58歳です。

【ねこねこアルビさん】「2003年に初めて、J1昇格が決まったときに、本間勲選手がいたんですけど、かっこいいなと思いました。我が町ふるさとでこういう選手いるんだなと思って。こりゃ応援しなきゃいけないだろうと」
東京に住んで40年。新潟を離れてからアルビにはまりサポーター歴は20年ほどになります。

シーズン中は毎試合欠かさず見ていてウイルス禍前は、シーズン開幕前のキャンプやプレシーズンマッチにまで応援に駆けつけるほどの熱いサポーターです。
【ねこねこアルビさん】「(アルビがなくなったら)心の支えというか、よりどころが見つけられない」
試合の日には必ず自宅のベランダにアルビのフラッグを掲げてSNS上に写真をあげています。
ねこねこアルビさんは14年前に心臓の筋肉に十分な酸素や血液が送れなくなる狭心症を発症しました。これまで入退院を繰り返しながら治療を続けてきましたが今年になって異変が…

「先ほど担当医師から電話連絡が来て、『明日の午後家族同伴で病院に来れますか』とのこと。何があるのか心配だなぁ」

脳の一部の血管が閉塞していることが分かり大きな手術を決断。
今月5日から入院となりましたが、病室に持って行ったのはアルビグッズでした。
【ねこねこアルビさん】「入院中はちょうど(アルビの)試合が2試合あったんですよね。自分自身でも喝を入れるためにやっぱり旗を持っ行って、今日は試合だぞという気持ちを持って、自分でも頑張ろうという気持ちになりました。頑張って治すんだって」

そして手術前。
「これから手術に行ってきます」
アルビのフラッグを広げた写真をあげ10時間にも及ぶ大手術を戦い抜きました。
手術を知らせたツイートには多くのコメントが。
「頑張れ!負けるな!必ず成功する!」「サポーターみんなで応援しています!」「頑張ってください。スワンが待っています」

【ねこねこアルビさん】「大きな力をもらいました。他のツイッターの皆様からいただいた言葉が、やっぱりありがたくて、自分自身でもこれ(病気)治してスタジアム行きたいなって」
SNS上で感じたサポーターの団結力もねこねこアルビさんの力になりました。
【ねこねこアルビさん】「アルビの存在がなかったら、私自身も病気には打ち勝てなかったでしょうし、こんなに早く回復することはなかったんではないかと思います」

アルビから力をもらいその力で、またアルビを応援。
退院した現在も東京でフラッグを掲げながら病からの復活とアルビのJ1復帰を願います。