『魚沼木炭』をご存知でしょうか?
“ブランド木炭”の生産者が減少するなかで、間伐材を活用したり福祉施設と連携するなどして、そのブランドを守っていこうと奮闘する炭焼き職人がいます。

新潟県魚沼市の特産品『魚沼木炭』の生産者の1人である、中川製炭代表の中川宏さん(55歳)は、気温がグッと下がったこの日も、地元のナラの原木を詰め込んだ炭焼き小屋の窯の火を見つめていました。
「僕も最初にやり始めた時は、本当にやっぱり心配で心配で、ちゃんとできるのかなという不安もあって離れられなかったんですけど…」
「緊張感よりも安心感というか…、次のわくわく感というか」

400℃ほどで焼いた後、仕上げに800℃ほどまで上げるそうでます。
「煙の温度はまだやっと30℃超えたくらい…」
「この温度計で300℃超えたくらいで、中は炭になったな と判断します」