柏崎刈羽原発の再稼働問題が最大の注目点となる新潟県議会が2日、始まりました。「知事の職務を続けることについて議会の判断を仰ぐ」とする花角知事。議論は深まるのでしょうか。
【記者リポート】
「原発の再稼働問題、そして知事の『信を問う』の発言。その答えが出されるのは12月県議会です。間もなく開会です」

2日に始まった県議会12月定例会。知事の所信表明演説が注目される中、最初に切り出したのが、容認の判断を示した再稼動問題についてでした。
【花角知事】
「この判断に沿って今後、知事の職務を続けることについて、県議会の信任を得られるか、または不信任とされるのか、判断を仰ぎたいと…」
すると、傍聴席からは「公約違反だ」「恥を知れ」というやじも…


続けて、花角知事が「(安全・防災)対策に関する認知度が高くなるほど、再稼働に肯定的な意見が増える傾向が明らかになりました」と述べると、傍聴席からは「県民は不安に思っているぞ」と知事の姿勢に反発するやじが飛びました。

県は、議会に原発が再稼働した場合に国から交付される3100万円を財源として、安全対策の広報費などを計上した予算案を他の事業と分けて提出。また知事は、再稼働容認を表明した自らの信任・不信任を問うとしています。

【花角知事】
「議会での熟議をお願いしたいと思いますね」
再稼働是非をめぐり「信を問う」としてきた花角知事が選んだ県議会での議論。その行方に注目が集まります。










