師匠・長与千種
里村さんの当時の師匠は、配信ドラマ『極悪女王』で話題となっている長与千種さん。里村さんへの期待は大きかったようです。

長与千種さん(1995年のインタビュー)
「今は雑草ですから、雑草も踏まれて強くなって、絶対にいい花咲かせますから。あとは彼女次第ですね」
その思いにこたえるかのように、里村さんはけがや挫折を乗り越え、スター街道を駆け上りました。そして、2001年にはタイトルを奪取。一躍トップ選手に昇り詰めました。
しかし所属した団体『GAEA JAPAN』が2005年に解散。女子プロレス界に“冬の時代”がやってきました。そんなタイミングで、里村さんは拠点を仙台市に移し、『センダイガールズプロレスリング(仙女)』の立ち上げに加わりました。

「2005年は女子プロレス界は本当、一番下火になって。いろんな団体が解散し、選手がいなくなったときに仙台で団体(仙女)を始めた時は、もうそれこそみじめでしたよね。いろんなものが厳しかったです」
里村さんや後輩レスラーの活躍もあり、センダイガールズプロレスリングは徐々に人気団体になっていきました。
しかし、2011年3月11日でした…