【維新・新人 井上基之候補】

前職2人の戦いに割って入るのが、国政選挙は初めての挑戦となる、日本維新の会の井上基之さんです。

「今までの日本の政治というのは、不安をあおって負担を増やす。こういったやり方が、私は横行してきたと思っています。そうではいけないんです。『古い政治を打ち破る』これをしっかりと成し遂げるため、この12日間、最後まで走り抜いてまいります」

社会福祉法人の理事長を務める井上さんは、『古い政治を打ち破る』をテーマに、社会保険料の引き下げで現役世代の手取りを増やして経済の好循環を作り出すことなどを訴えます。

「有権者に『あなたの演説には愛がある』って言っていただいて、『ちゃんと高齢者のことも考えていてその上で、地域全体でよくなっていこうよという気持ちを感じるから、俺は応援するよ』とか言ってもらえると、伝わった、良かった、と」

井上さんは出身地の新潟市西区を中心に支持拡大を目指しています。

【選挙カー】
「ご当地 新潟市西区出身 井上基之 井上基之でございます…」

スタッフには大学生などの若い世代も多く、こうした選挙活動そのものが「政治に興味を持ってもらう第一歩になれば」と井上さんは話しています。

“裏金問題”で一躍全国注目の選挙区となった2区ですが、井上さんは「“裏金問題”は争点になる以前の問題」だと、冷ややかな視線を送っています。

「俎上に載せるほどじゃなくて、問題外の話」
「過去最長ですよ、実質賃金が前年比26か月連続マイナスとか…。物価高騰で、みんな苦しいっていうのは、ずっと言っているわけじゃないですか。こういうのをしっかり議論しなきゃいけないと僕は思ってます」

地域の声の代弁者を決める衆院選。
前職2人と新人の三つ巴を制するのは誰なのでしょうか。