「命を無駄にしたくない」と中務さんたちは、去年からミドリガメを堆肥に変えています。

甲羅は焼くことで、3週間ほどで堆肥に変わり、それ以外はもみ殻などと混ぜて1~3年ほどで堆肥へと変わります。
中務謙吾さん
「これ、みんなカメの甲羅や骨ですね。この白い粒、全部カメですね。人参も甘いですよ、生で食べられます」
カメの肥料で育った野菜は、近くの直売所で販売しています。

カメを研究している岡山理科大学の亀崎直樹教授は「カメを駆除してハスを復活させることは可能だ」とした上で、ある注意が必要だと指摘します。
岡山理科大学 亀崎直樹教授
「問題は周辺にどれくらい広がっているかですよね。周りから来ることを考えると、その辺の一体を駆除をしなくていけない」

佐潟だけではなく、御手洗潟やその周辺の湖などにいるミドリガメも同時に駆除することが大切だと言います。