14日も新潟県内では気温が上がり各地で真夏日となりましたが、これからの季節に気を付けたいのが「熱中症」です。
新潟県は14日に今年初めてとなる連絡会議を開き、熱中症を防ぐための適切な呼びかけをしていくことを確認しました。

日差しが強く、汗ばむ1日となった新潟県内各地の日中の最高気温は、魚沼市小出で31.7℃・湯沢町で31.3℃・新潟市秋葉区で30.9℃など、30℃以上の真夏日だったのが8地点。25℃以上の夏日も18地点を数えました。

こうした中、熱中症への対策を確認する県の連絡会議が初めて設置されました。
背景にあるのは去年の猛暑です。
去年、県内では2141人が熱中症により救急搬送され、7人が死亡。いずれも過去最多を更新しました。
また熱中症警戒アラートの発表も42回に上り、これまでにない厳しい暑さだったといえます。

今年もすでに暑い日が続いており、県庁内それぞれの部署が連携し県民や関係機関に対し熱中症を防ぐための適切な呼びかけをしていくと会議で確認されました。

【新潟県環境政策課 陶山将人課長】
「自分は大丈夫だと過信しないで、いま一度気を引き締めて…。どんどん暑くなってくるので気を付けていきましょう」

また今年4月からは、より警戒を呼び掛ける『熱中症特別警戒アラート』の運用もスタートしています。“過去に例のない広い範囲での危険な暑さ”が想定される場合に気象庁と環境省が発表するものです。

新潟県では「警戒」か「特別警戒」かに関わらず、暑さが予想される場合は命を守るための対策を取ってほしいと呼びかけています。